BTRON

果実酒をたっぷり飲まされてダウンしていたB5ノートのCASIOPEA FIVAを何とか蘇生させたと言っても未だ完全ではないが一応使える程度になったので、WindowsMe超漢字3を入れている。
青空文庫で明治、大正時代の作家の小説を読むのに、その時の気分次第で横書きで読んだり縦書きで読んだり簡単に切り替えたいだけのためにCASIOPEA FIVAの超漢字3をつかっているのだが。。。
この6年前のノートで超漢字3を使っていて気がついたのだが、クロックが600MHzにしては実にサクサクと動く。
ダウンロードした青空文庫のテキストファイルを読むとクロック1MHzのWinXPよりも600MHzの超漢字3の方が体感スピードは抜群に速い。
超漢字は国産のBTRON仕様のOSだがWindowsのように資源を浪費したりしない。低スペックのPCでも使える。
なのに1980年代後半にTRONが大いに話題になったことがあったがその後世間から忘れ去られた。
とはいえ、忘れ去られたのはパソコンなどの用途のBTRONで組込み用などで自動車、家電、電話など私達の見えないところでITRONが活躍している(らしい)。
 
BTRONが忘れ去られたのは?
アメリカの1988年「包括通商・競争力強化法」スーパー301条に日本国通商産業省が屈服した所為だ。
小中学校の情報教育用に通産省がBTRONパソコンを推奨しそうなのを見て、マイクロソフトアメリカ政府に働きかけ、日本の通産省がヘナヘナと腰を折ったのだ。
通産官僚ばかりを責めるのは酷だろう、むしろ長期戦略思考を持たない政府と政治家が馬鹿揃いだったのだ。
このお蔭で、国民は低品質のOSがあたかも世界標準でもあるかのように思い込まされている。
日本国政府も含んだ行政機関がコンピューターのセキュリティー云々するとチャンチャラ可笑しくなるのだが、マイクロソフトひいてはアメリカ政府がWindowsのメンテナンス名目でパソコン内部の情報を覗き放題なのをご存知無いらしい。
 
そこで、もうそろそろマイクロソフトの軛から逃れようではないか。
日本の国産OSを見直して使おうではないか。
売国反日などを連発する自称「愛国者」の諸君よ、
よもやWindows以外のOSを使えないとか使わないと言うまいなあ。