黒装束スキンヘッドの男が・・

とある民家の前に一台の軽乗用車が停まる。
降りてきたのは黒装束スキンヘッドの男。
老婆に誘われて室内の一隅にある小さな祭壇の前に座り、老婆と二言三言交わして呪文を唱え始める。
何を言っているのだろうか。
現代通用している日本語でも無ければ古典の日本語でもない。
独特の抑揚から推察すると、漢字を特殊な音読みしているらしいことだけは判る。
主に死人のためであって生きている人間は重視していないことが、長い呪文の最後に近づいてから判明する。
呪文を唱え終わると、老婆と二言三言交わして、黒装束スキンヘッドの男はソソクサと立ち去ってゆく。
この家の老爺は死人の為の宗派仏教がマスマス嫌いになって往く。
 
今日は素晴らしい一日になるだろうと思っていたが、ババアの月例の宗教行事でブチ壊し。