対酒当歌 人生幾何

ニコ動の三国志演義(Three Kingdoms)で西壁の戦いを前にした宴会で曹操が詩を吟じる場面がある。
その詩を聴いていてすごく気に入った。
 
酒に対(むか)えば当(まさ)に歌うべし、人生幾何(いくばく)ぞ
譬(たとえ)ば朝露の如し、去りし日は苦(はなは)だ多く
慨(なげ)きては当(まさ)に以て慷(いた)むべし、幽思は忘れ難く
何を以て憂いを解かん、唯だ杜康 有るのみ

 以下省略
 
三国志曹操孫策劉備を比べると、一番人気の劉備は君主としては愚物で、憎まれている曹操が最も優れていたように思う。
それはさておき、この「短歌行」を非常に気に入った。
 
対酒当歌  人生幾何 
譬如朝露  去日苦多
慨当以慷  幽思難忘
何以解憂  唯有杜康
青青子衿  悠悠我心
但為君故  沈吟至今
呦呦鹿鳴  食野之苹
我有嘉賓  鼓瑟吹笙
明明如月  何時可採
憂従中來  不可断絶
越陌度阡  枉用相存
契闊談讌  心念旧恩
月明星稀  烏鵲南飛
繞樹三匝  何枝可依
山不厭高  海不厭深
周公吐哺  天下帰心