お経は誰のためのものか?

バイブルやコーランが生きている人を対象にしているのと同じで、経文も仏教の教えを生きている人に説いている。
日本のお経は中国からわたってきたので、経文を中国語で唱えれば我々が読み下し文のお経を聴く程度には理解出来るのだろう。だとすると、生きている人に教えを伝えていることになる。
宗派によるのか僧侶によるのかごく一部では読み下し文でお経を唱えているが、それ以外は旧来からの我々には解からない読み方のままである。
亡くなった方々向けなので、生きている人間がわかる必要は無いのだろう。
知りたければ御坊さんの有り難いお説教を聴けということか。