数学教育ニツイテ

朝の５時５０分頃に、中央公園グランドのバックネット裏が散歩途中のワンコ達の集会所でおやつパーティーとなっています。
常連は、ボーダーコリーのブライアン、豆シバのマルちゃん、雑種のダイスケといったところ。
右の写真のマルちゃんですが、その飼い主から「江田島教育」と「続江田島教育」を借りたわけです。
今の学校や教育委員会の数学教育の方針はどうなっているのだろうか。
閑話休題
数学教育ニツイテ
数学ハ暗記スル学問ニアラズ。考ウル学問ナルユエ、数学教授ニ当ッテハ、八分生徒ニ考エサセ、二分ダケ説明スルヨウニシタシ。ナオ、コノ二分ノ説明ニオイテモ、教官ノミガ活躍シ、生徒ガ全然受身ノ立場ヲ持スルハヨロシカラズ。デキルダケ生徒ニ考エサセツツ、生徒ガ追従シ得ルゴトキ調子ニテ説明ヲ進メ、説明セルコトケハ、生徒ヲシテ講堂ニテ充分理解セシムルヨウニシタシ。
説明解説ニ際シテハ、当面ノ問題ノ解モ必要ナルモ、デキルダケソノ問題ヲ借リテ、物ノ考エ方トハカクスルモノナリ、トノ説明教示スルヲ必要トス。マタ数学ノ定理ナリ、函数式ナリヲ出シタル場合ニハ、ソレヲアラユル角度ヨリ検討シ、コレヲ味ワイ、コレニヨリ生徒ノ「センス」ヲ養成スルヨウ心掛ケラレタシ。「センス」ハ「識」トモイウベク、数学ヲ味ワイ理解スル能力トモイウベキモノナリ。
ナオ数学ノ「センス」エオ育成シ、願ワクバ瀬戸ヲシテ、数学ニ対スル趣味ヲ養ウトコロマデ達セシメタキモノナリ。将棋、碁、「カード」、麻雀、十字語迷（パズル）ハ娯楽ナリ。而シテソノ楽シミハ考ウル楽シミニ存ス。
数学ヲ味ワウ「センス」ノ養成ニヨリ、趣味ニ進ミ得ザル理ナシ。数学教官ノ工夫努力を望ム。
（一）　生徒ニ数学ノ「切レ味」ヲ味ワシメ、数学ノ快刀乱麻ヲ断ツガゴトキ怪力ヲ知覚セシムルコト。
（二）　常識ニテハ、関係アリト思ハレタル二事ガ、数学ノ力ニヨリテ、始メテ無関係ナル証明ヲ得ルガゴトキ場合ノ数学ノ「有難味」ヲ知ラシムルコト。
（三）　数学ハ　economy of thinking,economy of labour,economy of material　ニマデ持来ス。力アルコトヲ味ワシムベシ。
独人ハイウ「英米人ハ金銭ノ力ニテ橋ヲ架ス。独人ニハ金銭ナシ。シkシ数学ニテ橋ヲ架ス。数学ハ金銭ヲ要セズ。」ト。
数学ノ公式ソノ他一切ハ、海軍生活ノ永ク継続スルニ従イ、大部分ハ忘却スベシ。サレド養ワレタル「センス」ハ忘ルル事ナシ。数学ヲ趣味トナスニ至レバ、公式モ忘レザルホドニコレヲ使ウコトトナルベシ。
シカレドモ兵学校ノ数学教官ニシテ、「余ハ数学ニハ趣味ヲ感ゼズ。」トイウ者アラバ吾マタナニヲカイワン。