タンジル君逝く。

ダイスケの親友タンジル君が一昨日の夕方、安らかに逝ったとタンジル父さんから連絡がありました。

タンジル君が盲導犬をリタイアしてタンジル父さんの許へ来て、私と初めて会ったのが2007年10月1日。
大抵の大型犬に吠えついていたダイスケは初対面のタンジル君とは性があったらしく、二頭は会う度に挨拶を交わしていました。
相手を見つけると喜んで近づくのですが、お互いの鼻をチョンと突き合わした後はお互いに我が道を往く。
イヌトモの飼い主、ウォーキングで会う人達は「盲導犬を退役されたタンジル閣下」に敬意と尊敬の念をもって接していたのですが、幼児達は大きい動くワンチャンのヌイグルミで大人気でした。
他の犬はコワくて近寄れないがタンジル君なら触ったり抱きついたりできる幼児たちや、今まで犬が怖くて触れなかったがタンジル君のお陰で犬が怖くなくなったお母さんたちがいました。
そんなタンジル君も盲導犬から普通の犬のように振る舞うまで2年近くかかったでしょうか。
あんた、もう盲導犬とちゃうねんから行儀ようせんでエエねんでえ、とか
せんど人間のためにはたらいたんやから、普通の犬になりや、と
散歩の途中で顔見知りのオバサンたちからしょっちゅう言われていました。
 
 体重の心配せんでもようなってんから、好きなだけオヤツも食べてノンビリしなさいよ 
君は盲導犬の仕事の他に、幼児教育もしてくれたし、私たちを癒してくれました。
本当にありがとう、安らかに天国で過ごしてください。 >タンジル君